「‥食う。」 キラキラしたように瞳を輝かせ、じっとシチューを見つめている和樹に、 なんだか母性が目覚め始めてスプーンを和樹の手に握らせてあげた。 「はい、食べていいよ?」 お腹を抱えて笑いそうになるのをこらえて、 ニヤつく口元を手で覆いながら彼を見つめていると スプーンをしっかり握ってシチューをパクパクと食べ始めた。