そして少女は兵器になる

たぶん、千回くらい寝て起きてを繰り返した気がした時、私はまだ、ずっとこの白いケースの中で飼われ続けるんだって、疑わなかった。

だけど、

「8、最終段階だ」

私はもう、さいしゅうだんかいであるらしい。

知識が、そのさいしゅうだんかいを越えれば、この場所ともお別れだと告げている。

つまり、私はここから出される。

永遠に飼われるとばかり思っていた、ここから。

「さあ、8」

という声とともに、今まで二度開いた白い壁が、ついに三度目、割れた。

先の見えない、白の向こうに渦巻く漆黒の闇。

今度は、なにが現れるのかと思った。

けれど違う。

「さあ、進め、8」

今度は、私が現れる側のようだ。