チワワの前足でおじさんの背中になんて届くわけないのに、おじさんはチワワをまじまじと見つめた。 チワワも不思議そうにしてた。 あたしと月乃は声を上げて笑った。 おじさんとチワワは震え上がって、お互いに相手を引きずるようにして逃げていった。