透明少女 ~フタリキリ~

手頃なビーカーをグラス代わりに、あたし達は三つ目の瓶の飲み薬を注ぎ分けて、乾杯をして、一気に飲んだ。

自分が消えていくのが楽しくて仕方なくて…

月乃と一緒に消えられるのが嬉しくてどうしようもなくて…

あたしは、何も怖くなくなっていた。