透明少女 ~フタリキリ~

あたしと月乃は服を脱いで、それぞれハケを持って自分の体に薬を塗りたくった。

背中とかの塗りにくい部分は、お互いに塗り合った。

くすぐったくて、何度も声を上げそうになって、でもママに聞かれると困るので、口を押さえて笑い転げた。

そうする内に、どんどんテンションが上がっていった。

見えない肌を触れ合うことで、あたしは月乃の心に触れたつもりになっていた。