透明少女 ~フタリキリ~

「びっくりした? 美秀ちゃん」

雨水は、ショートカットが少し伸びた程度の髪を伝い、巨大な肩から、まだ平たいのに巨大って言うしかないような胸へ流れて、巨大な足へとしたたり落ちる。

そこに居たのは、ビルみたいな巨人だった。