「「誰!?」」

あたしともう一人は同時に叫んだ。

「「月乃!!」」

あたしともう一人は同時にその答えを言った。

「この…っ!」

あたしは月乃が居るはずの場所に掴みかかった。

途端にアゴに衝撃が走った。

あの子に蹴飛ばされたのだ。