次の日、私は学校に行った。皆が笑ってる。私見て笑ってる。そんな事ないのにそんな気がする。私は走った。とにかく走った。すると私は保健室の前に居た。仕方なく私は入る。
「あっ!千波ちゃん!おはよう!」
「おはようございます。」
奈那美先生は何故か嬉しそう。
「私あまり人見知りだから喋る人いないの。だから千波ちゃんがこの学校で喋る唯一の人。」
「え…」
私はびっくりした。奈那美先生はそんな風には見えないから。この学校でも人気者だと思ってた。
「今日はどうしたの?」
「え…あっ!奈那美先生と話したくて…」
私はとっさに嘘をついた。
「本当?嬉しい!そんな事言われた事無いから…でももう授業始まるよ?」
「いいんです。今日はサボリます。」
教室に行く自信がない。またなんかされる。
「先生としては戻って欲しいけど南田奈那美としては話したいなぁ…」
奈那美先生は可愛い。だから人見知りでも人気者なんだ。私が可愛いければいじめられる事は無かったのかなぁ。
「私はサボリます。」
「ダメでしょ!ちゃんと教室に戻らないと!」
「え…」
「一応注意はしたからね?」
やっぱり可愛い。奈那美先生はいい先生だ。他の先生がたとは違う。他の大人がたとは違う。
「奈那美先生…あのね…」
「ん?」
私は言う事にした。奈那美先生は信用できる。
「あのね…実はね…」
そう思ってもなかなか言えない。言ったら軽蔑されそうで。
「どうしたの?なんかあった?」
奈那美先生が言った。
「実は…私…い…い…いじ…いじめられてて…」
急に涙が出て来た。