「笹野。もう今日は帰りなさい。」
そう言われ私は帰る事にした。
「千波ちゃん?」
「拓馬先輩…」
「どうしたの?顔色悪いよ?」
「ちょっと…」
「俺で良かったら話聞くよ?」
そして私たちは近くの公園に来た。
「実は…」
私は今まであった事を全て拓馬先輩に話した。
「そっか。それは耐えられないよね。自分のせいでって思うと自分が嫌になるからね。」
拓馬先輩に話して良かった。私はそう思った。
「でも、落ち込んじゃダメだよ?」
「拓馬先輩…」
「だってせっかく奈那美先生が助けてくれた命を無駄に使っちゃダメだよ。」
「そう…ですよね。」
「さぁもう遅いから帰ろ?」
「はい!」
そして私たちは帰った。
次の日、私は学校に行った。正直、まだ立ち直ってない。でも奈那美先生のため。私のせいなら私が奈那美先生の分まで生きないと。
「千波ー!おはよう!」
「おはよう!…」
「あれ?なんかあった?」
「昨日ね奈那美先生がね…」
「あっ…ごめんね。うちひどい事言った…」
「いいの。奈那美先生が救ってくれた命を無駄に使うのはやだから明るくなくちゃ。まだ立ち直ってはないけどね。」
「そっか。じゃあ先生の分まで生きないとね!」
「うん!」
奈那美先生。私は奈那美先生のお陰で強くなれた、友達が出来た。だから私のせいかもしれないけどそれだったら奈那美先生分までしっかり生きるから。奈那美先生?私を見ててよ。これから奈那美先生と一緒にいた思い出をしっかり生きていくからね!奈那美先生は私の一番の味方だよ!
「千波ーいくよー!」
「うん!」