「いじめてないので。拓馬先輩戻らないと。授業中ですよ?」
私は拓馬先輩にこの場から居なくなって欲しい。
「うん。じゃあ行こう。」
「私はやる事があるので先行ってください。」
「分かった。」
ガチャ
「あんた私のお兄ちゃんまで味方にして、許さない!」
あっちが勝手になってきたのに。私は何もして無いのに。
ドンッ
私は押された。そして倒れた。
「許さない…許さない!」
まるで悪魔が乗り移ったかの様に私を屋上の端まで追いやった。
「立って。」
「え?」
「立ってって言ってるじゃない!」
怖い。そんな事しか考えれない。
私は立った。
ガチャ
「待ちなさい!何してるの!」.
「奈那美先生。今からこいつに罰をあたえるんですー。凛奈楽しみー!」
ドンッ
私は押された。そう思った。でも違う。奈那美先生が押された。
「奈那美…先生…奈那美先生…奈那美先生ーー!」