次の日も学校には行った。でも勇気が出なくて教室には入れなかった。その次の日もまたその次の日も…
でも、そろそろ行かないと先生にもバレる。私は行く事にした。
ガラッ
「あーお久ーちーなーみーちゃん!」
リーダーの美沙が言った。
「あれ?死んだと思ってた~!」
凛奈と南が言った。
「ゴメンね~死んでなくて~。」
「おい!お前なめてんのか?久々で頭狂ってるのか?あ?」
「キャハハハ!美沙おもしろーい!」
「ねー凛奈。南もおもしろい!」
あーまたか。何が面白いのか。人をいじめて面白いなんて、普通じゃない。
「私あなた方にほっといてって言ったでしょ?日本語わかるならほっといて。」
「やだ。わかるから何?そんなあんたの事情なんてうちらには関係ないの。いじめたいからいじめてる。それだけの事でしょ?何か悪い?」
美沙が不気味な笑みを浮かべた。
私は怖くなり教室から出て走った。全力で。そしてついた場所は…
「保健室に来ちゃった…」
「ちーなーみーちゃーんー逃げないでよー。話てたじゃない。」
美沙が…南が…凛奈が…私を追いかけて来る。
ガラッ
「キャッ」
後ろに引っ張られて尻もちをついた。
「大丈夫?ゴメンね!」
そこには奈那美先生が居た。
「奈那美先生。大丈夫です。助かりました。」
「最近来てくれないから心配したんだよ?」
「すみません。」
「辛い事があるなら話して?楽になるでしょ?先生聞き上手だから!」
「奈那美先生…」
やっぱり奈那美先生はいい人。だからこそあっちゃいけない。そんな気がする。
「私、大丈夫です!なので心配しないでください!もう来ませんから!」
「えっ!ちょっと待って!」
ガラッ
私は保健室を出た。
走ろうとしたその時、
ガシッ
腕を掴まれた。
「話したい事があるの。」
奈那美先生は起こっているだろう。
「はい…」
「なんで先生の事、避けるの?」
「奈那美先生に…迷惑をかけるからです。」
「迷惑ならいっぱいかけてよ。」
私は意味が分からない。迷惑をかけられるのは普通嫌じゃない?
「奈那美先生?意味が…」
「先生なんだから迷惑なんていっぱいかけていいの。先生だからかけないなんておかしい。」
「奈那美先生…違います。先生はいい人だから。私と一緒にいたらいけないの。」