でも変わったなら、奈那美先生のおかげ。」
「奈那美先生って保健室の?」
「うん。でも迷惑をかけたから…もう行かないの。保健室には…」
「ふ~ん。それでいいんだ?」
私は意味がわからなかった。だって迷惑をかけて…奈那美先生だって嫌なはず。
「うん。」
「そう。ならいいけど。」
キーンコーンカーンコーン
私は教室を出た。先生に会わないように。青ちゃんには、授業受けないの?って聞かれたけど、私は受けないって言った。今はそんな気分じゃない。
多分気分でサボっちゃいけないんだろうけど。でも今の私は教室にいる事は出来ない。息がまた出来なくなる。
とりあえず、屋上に行った。
屋上は私の聖域。唯一の友達と出会った場所。屋上で寝る。昔のドラマ見たいだけど、これが本当に気持ちいい。
私はそのまま、何時間寝ただろう。
「ふわぁー。あれ?もう夕方だ。早く帰らないと。」
ガチャ
「あっ。こんなとこに居た。」
「青ちゃん!?」
後ろを向くと青ちゃんが居た。
「帰るよ!」
「え?ちょっまっ」
青ちゃんの顔が赤い。もしかして、
ツンデレ?
「青ちゃん!待っててば!」
「なによ。」
「青ちゃん、顔赤いよ?ツンデレ?」
「違う!!」
青ちゃんが起こっちゃった。今日は青ちゃんを怒らせる日だ。
「ゴメン。青ちゃん!」
「…」
「怒らないで…」
「早く帰るよ。」
私と青ちゃんは2人で帰った。
「千波。うちのこと呼び捨てでよんで。」
「え!無理。今日友達になったばかりなのに。」
私は人と付き合った事なんてない。
つるむなんて知らない。
「いいから。うちだって、千波って呼んでるじゃん。」
「でも…」
ギロッ
あ…青ちゃんが睨んで…る。
「あ…青……………………ちゃん」
「ちゃん?」
「青!」
あっ。勢いで言ってしまった。
それから青…ちゃんとはいろんな事を話した。
「じゃあ私家ここだから。」
「うん。バイバイ千波。」
「バイバイ青…ちゃん」
そして、私は家に入った。