由薇を家まで送り届けて倉庫に戻った俺達には、煩いほどの沈黙が貫かれていた。
結局は、俺達が甘かったんだ。
由薇は確かに冷蝶という立派すぎる肩書きを持っている。
だけど、人間に…女には、変わりない。
気が抜けることもあるし、男の力に叶うはずもない。
だが、拉致られた場所ではちゃんと…自己防衛をしていた、ということだ。
情けない。
今回の件は、その一言に限る。
自分達がどれだけ幸せボケしてたかがわかった。
…………だが、
「………今、落ち込んでもしょうがねぇ」
俺が呟くと、全員俺に視線を向けた。
終わっちまったことなんだ。
今更嘆いたってどうしようもない。
「これからどうするかだ。
今回の発端は俺達のアマさだ。
だったら、次からはどうすればいいかぐらい、わかるだろう?」
衣緒は悔しそうに唇を噛み締めながらコクっと頷いた。
影助も後悔を含んだまっすぐな瞳を俺に向けて、成一も強い意思を目に写した。
「…………守れ。
全力で」
俺達もすぐに家に帰った。
今回は、少しばかり倉庫に泊まるのも躊躇われた。
窓から入る月の光に照らされたベッドで寝転びながらボーッと考える。
あいつの言葉を。

