あの人達には本当に感謝している。
だから、今片方でも会えたことに嬉しさを感じていた。
「あの………!」
『お礼なんて要らないよ』
手をヒラヒラと面倒くさそうに振った冷蝶は騒がしくなった倉庫の外に目を向けた。
きっと、No.1の白冷が助けに来たのだろう。
………あ、れ…?
白冷………?
「あの、」
『何も聞くな』
目はそう物語っていて、切なげに表情を歪めた。
「…あの、時の人は……?」
冷蝶がシャッターを上げて出ようとした瞬間そう問い掛けると、ピタリと止まって口を噤んだ。
『………会えないよ』
ーーーーーーーーもう、二度と。

