「ギャハハハハ‼
お前のかよ?! 落とすのも間抜けだが、中身までショべぇとは思ってなかったわ‼」
成幸は唇を噛んで男達を睨んでいた。
………怒りがほとばしってるぞ。
「うん。 うちん家あんまり裕福じゃないからね」
ケロリと言葉を返した雪也さんはもう一度手を出した。
「返して?」
そんな大人っぽい態度にキレたのか、男達は雪也さんに突っかかった。
「チョーシのってんじゃねぇぞ‼」
「クソ野郎‼」
いや、お前等の方がクソ野郎だよ。
「ちょっとこっち来いや‼」
俺達も連れられていって、路地裏の奥に進んでいった。
「………?!」
だけど、俺達は油断していた。
路地裏のまっすぐ進んだ先は
深い深い………海がある、って。

