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「朔、朔」
「………ん…」
「借り物。始まるぞ」
俺を起こしたのは、影助だった。
いつの間にか寝ていたらしく、もう30分たっていた。
つか、俺達出ねぇだろ。
「………応援しなきゃなんねぇのか?」
「ならない。」
影助はそう言って立ち上がると、サッサと観戦場所へと歩いて行った。
………とりあえず行くか。
俺も立ち上がって観戦場所に立つと、丁度スタートしたところだった。
今んとこ、成一が1位で衣緒が2位。
由薇は最下位を歩いてた。
…歩くな阿呆。
呆れて溜息を吐くと、影助の隣に居た千尋がカラカラと笑った。

