「殺すぞチビ」
「はぁ?! それ禁句でしょ!?」
衣緒はチビと言われて鬼の形相になりながらも紙をバシバシと叩いた。
………二人三脚を由薇とか。
何だそれ、拷問か。
はぁ、と溜息を吐くと由薇は不機嫌そうな顔で衣緒を睨んでいた。
『………』
「何だ?
不満そうじゃねぇか」
成一が由薇の首元をなぞって笑いながら言うと、由薇はその手をバシッと叩き落とした。
『100Mだけだと思ったのに』
「誰も“だけ”なんて言ってないよー?」
ニッコリと微笑んだ衣緒に掴みかかろうとした由薇を全員で慌てて止める。
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