冷たい世界の温かい者達






「おいおい、衣緒ちゃんそれはねぇだろ~。由薇はちゃんとBあるぞ~」



「あー、ロリコンには堪らない具合ね」



『死んでくれ』




ふざけた成一と衣緒に、由薇は顔を真っ赤にして殴りかかった。




「由薇ちんそんな怒るなよ‼」




『死ね‼地に還れ‼そして腐れ‼』



「由薇ちん?!」





ぎゃぁぁああと煩い悲鳴は暫く止まなかった。





「成一は余裕で避けてただろ」


「チビちゃんの届く距離なんて知れてるだろ」




『くそでか星人』



「チビちゃん、それは褒め言葉か貶し言葉かどっち?」





成一は185〜6センチだったか。



まぁ、由薇にとってはとんでもなくデカいんだろう。




「由薇、今日は倉庫くるよね?」



『あぁ………そうだったな』



千尋がそう聞くと、由薇は小さく頷いた。


「チビちゃんは倉庫初めてだもんな。



どれ、俺が接待でも「「せんでいい」」




俺と影助の言葉が重なり、千尋は苦笑した。




「なぁ、チビちゃん。俺に案内されたいよな?」




『別に。広いとこはうろつかん』



「なぁに、広いとこキライなの?」



『あんまり好かん。ただそれだけだ』



由薇は煙たそうに眉を寄せて首を振った。