あの後からは普通に空き教室で過ごしていた。
まぁ、思った以上にフツウだったことに驚いた。
「ねーねー、由薇~」
『………何だ』
「由薇って身長何センチ?」
『………』
そうだ。
身長が俺等の中で1番小さい衣緒でさえ、由薇に勝っているのだ。
「気になるね、そういえば」
千尋も興味深げに笑った。
影助も何も言わないが、少し気になっているようだ。
成一はゲラゲラ笑いながら聞き出そうとしている。
そんなんで言う奴居ねぇだろ………
『………チ…』
「ぇ?何て?」
『143センチ‼』
俯いて声を張った由薇の言葉に頭が真っ白になる。
………小3〜4くらいじゃねぇか?ソレ。
『あぁ、チビだよ‼蔑みたかったら蔑め‼お前等デカイんだよ‼』
………え、逆ギレ?
だが、隣に座った由薇の耳が真っ赤に染まっていて、無理矢理顔を上げさせると……
顔を真っ赤にして、目を潤ませていた。
……何なんだよ、こいつ。
言っちゃ悪いが、カワイイ。
例えるなら、ハムスターみたいな。
でも、こいつは猫だしな…
くだらない事を考えていると、由薇は手を振り払ってまた俯いてしまった。
……一括りで小動物でいいか。

