冷たい世界の温かい者達







「ん~… 曖昧だけど合格かな?




なら、全てを事細かく説明してあげるよ」






ニタリと笑った樹はブランコに再び座り、ニコニコと話し始めた。








「まずねぇ、母さんが死んだ後平川に拾われた僕は平川の両親を









殺したんだ♪」






まるでオモチャで遊ぶような、





「合成写真を作ってホテルに入って行く女の人とジジイの写真。




それを見たあのババアは狂って、案の定ジジイを殺してくれたよ!



ジジイを殺した後はババアも自殺して、部屋は血塗れだったよ!





それでねぇ、信太も邪魔だったから刑務所入れる為に由薇を犯す様に言ったんだぁ。



由薇を痛めつけれるし、信太は刑務所行きだし、一石二鳥じゃぁん?」





ニタニタ、ニタニタ、






「沙紀はいい手駒だったよぉ。




だって何でも出来るんだもん。





役目を果たしてくれたけど、警察に捕まったのは馬鹿としか言いようがないね」








そんな笑い、








「あぁ、僕が傘火 良太に会いに行った時、偶々時夜くんは来たんだよ?





それで僕を庇って死んだ。






馬鹿だね‼




たかが他人を助けて死ぬなんて間抜けすぎてかける罵りも無いよ‼」







「冷くんだっけぇ?



あれは傘火 良太………あのクズ野郎に吹き込んだよ?





仕返し、本人の君がされるんじゃないのぉって!







そしたら200人で攻めに行ったよ‼





しかも、僕を人質にして!





馬鹿‼ 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿‼





人間低脳すぎて吐き気がするよ‼





あはははははははははははは‼」






狂った様に笑う樹に骨が軋むほど拳を握りしめた。



















『笑ってんじゃねぇぞクソガキ』











ドス黒い声が響くと、笑い声はピタリと止まった。