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「俺達も行っていいんすか?」
『だ「いいって言っただろ?」
由薇は不服そうに口を曲げながらそっぽを向いていた。
「由薇」
呼ぶと、こっちをチラリと見て早く言え、と目が物語っていた。
「今度は………守れる」
由薇は俺がそう言うと、苦い表情をして口を開いた。
『………今日は、静かにしていてくれ』
「………」
由咲さんも異論はないのか黙ったまま俺達の会話を聞いていた。
千尋達は違う車で送られている。
それが今の状況には好都合に思えた。
「………」
『今回のことは、少し厄介だ。
お前に………助けられたくない』
「………」
あぁ、そうだ。
こいつはそんな女だ。
「………わかった。
でも、
痛くなったら、俺に言え」
『訳わかんない』そう言って笑った由薇は強く凛々しく見えた。

