ーーーーーーー
「由薇は死んだ」
「……」
声が出なかった。
信じられなかったから、信じたくなかったから。
少し大きい張った声を出した由咲さんはまったく悲しそうな顔なんてしてなかった。
怒りに拍車がかかって、胸倉掴もうとすると由咲さんは軽々と避けて病室に入るように促した。
『………行ったか』
「あぁ。」
……は?
「生きてんじガフっ「黙れ」
由咲さんは叫びかけた衣緒の口を急いで塞ぎ、静かに息をひそめる様に俺達を近くに集めた。
『そんな簡単に死ぬわけないだろ』
……一本管増えてますけど?
でも、死んだと嘘つくにはつけないけろっとした顔の由薇。
成一が後ろで壁にもたれかかったのが見えた。

