冷たい世界の温かい者達





「……成一は案外簡単だろ。




本人が気づいてないだけで、あいつには全てが周りに浮いている」





手の届く距離に、な。





「……そーだな」





無理矢理引き上げた赤い唇は奴の病的に白い肌を際立たせていた。








「……お前も、何か変わればいいな」















言わないのは、優しさじゃない。













ただの、望み。