「ーーー白冷の名をやったのは、間違いだったか?」 白冷……って… 「あなたは…どこまでーー」 千尋が驚きを露わにしながら口に出すと、由咲さんは鼻で笑った。 「ぜーんぶ知ってるよ。 お前等が何故白冷の名を背負っているかも、 白冷の由来も」 由咲さんは、亜騎さんに目を向けて鬱陶しそうに顔を歪めた。 「お前、黙れ」 「え?俺には喋る権限も無ぇの?」 「あぁ、無ぇ。」 「由咲、落ち着けって。 亜騎も喋りすぎ。」 裕樹さんが宥めるような声で落ち着かせて、ドアを見た。