ーーーーーーーー 赤く光り続けるランプは、俺達を嘲笑っているかのように激しく主張していた。 「…………」 何も喋れない、今。 由薇は生死を彷徨っているのだろうか。 ハッキリ言ってしまえば、由薇が飛び込んで助かったガキがどうしようもないほど憎く思えた。 憎悪に満ち溢れていただろう、俺の視線を浴びてガキは泣きながら兄貴らしい…男の胸に泣き縋った。 既に救急車は呼んであったらしく、時間も早くに着いたと思う。 ーーーだけど、 俺達を不安のどん底に突き落とすには十分な時間だった。