冷たい世界の温かい者達






「本当にアレでよかったのか?」




帰り、単車に乗せて家まで送って行って着いた時にそう聞いた。



だって、俺の独断と偏見の意見だったから。






『うん。



案外気に入ったし、初めて…人に由薇っぽいって言われたんだよね』




服はシンプルなのしか持ってないから、と呟いた由薇は少し頬が緩んでいるように見えた。





「……そうか、ならよかった」



『ごめんな、奢らせて』




「別に気にするな」





どーせ、全員の金払っておいたからな。





衣緒の家の店でも、いつも見せて貰ってるし…女物は初めてなので買った。





『また明日な』





振り向いて笑った由薇は、







少し、幼く見えた。