冷たい世界の温かい者達







ーーー結局、全員で泊まった。



家に帰るのが面倒くさい発言を成一がしたことにより、泊まりが決まった。




たまには由薇に感謝の品でも送った方がいいのだろうか。





まぁ、由薇のことだから受け取らないか捨てるかだな。






予想できることに少し笑った。






起きているのは俺だけだった。





今は5:25。





やっぱり、眠れないものは眠れない。






雑魚寝するために敷かれた布団の上でゴロっと回転すると、由薇が横で寝ていた。






至近距離で、びっくりしたがいつもは見れない綺麗な顔を観察した。



赤みがかった艶のある黒髪。




スッと通った鼻に、桜色の唇。




肌は白く、きめ細かい。 女の大敵であるニキビとやらも全く無く、驚くほど綺麗だ。





長い睫毛。 髪と同様、少し赤みがかった黒色をしている。



細い体にスラリと伸びた細い脚。






華奢な肩に触れると、由薇は眉を寄せて『うぅ~…』と唸った。





それが子どもの反応のようで可愛かった。