…………とゆうか、いつから居た?
いつの間にか帰ってきていた由薇に目を見開くと、全員「あ、」みたいな間抜けな顔をした。
「……え、怖い怖い怖い怖い‼
何?! え?! 何?!」
パニックになったみたいに叫ぶ衣緒に冷たい視線を送る由薇は目で『煩い』と言っていた。
「いやいやいや、由薇ちん何なの?!
怖いし‼ 気配とか消さないでくれる?!」
更に喚く駄犬。
『今日は簡単にうどんだぞ』
「ねぇ聞いてる?!」
聞いてねぇよ。
みんなして心中で思ったが何も言えなかった。 ……衣緒が哀れすぎて。
『できたぞ』
出てきたうどんは、コンロに乗っけられた大きい土鍋だった。
柚紀はというと、茶碗より少し大きいくらいの碗に生温とそうなうどんが入れられていた。
みんなでつっついて食べていると、由薇は柚紀の食べているところをじーっと見ていた。
『……ガキってカワイイな』
チマチマと食べる柚紀を見ながらボソッと呟く由薇は、何だか危ない発言をした奴みたいで、少し引いた。
「ごちそーさま」
全員で土鍋を空にすると、すっかり冷めた土鍋を影助は手で持って流しまで運んだ。
うん、由薇は食わねぇのに美味い料理を作るから不思議だ。

