「テスト始めー」 くあっ、と大きい欠伸を零しながら大声を張り上げた秋谷は教卓に突っ伏した。 ………お前、何なんだ。 教師は教師らしく皆の監視しろよ。 5教科のテストを解いて時間を確認すると、残り30分だった。 隣をチラリと見ると、由薇は既に爆睡。 シャーペンを手に握ったまま眠っていた。 フッと小さく笑って自分も机に突っ伏す。 いつの間にか、自分も眠っていた。 不思議なくらい、安心して。