家に帰ると、お母さんに指輪を指摘された。



「なにー乃伊?その指輪、佑月君からもらったの?」


佑月のことは親公認だから気楽に話せる。



「そーだよ!!予約だってさ」


「いいじゃないのー!!カッコいいわね、佑月君」




「そりゃ、私の自慢の彼氏ですから」

そんな他愛もない会話をお母さんとすると、自分の部屋に向かうために家の階段を登ろうとした。




その瞬間、私を襲う激しい頭痛と眩暈。


これが初めてではなかった。

以前にもこの激しい頭痛と眩暈を体験し、倒れたことがあった。



私が頭を抑えてうずくまるとお母さんが駆け寄ってくる。



「どうしたの、乃伊?ねぇ、大丈夫?乃伊?乃...伊......しっ..かり.....なさい..」



お母さんの声が遠くなってゆく。


私はその場にバサリと倒れた。