十六夜~躊躇う~


ざわざわっ

「彼奴ヤバくねぇか?」「あの子かわいそー。」



悲鳴が聞こえた先には人溜まりが出来ていた。

だが、周りの人は助けることはせずただ見ているだけ


一葉はそんな人を押し退けながら壱夜を探し始めた


壱「お姉ちゃん!早く!!こっちだよ~!!」

一葉は声のする方に駆け寄った

一『壱夜、どういう場面ですか?』


壱「え~と、なんか女の子が浪士に
 お茶をかけちゃったみたいで、弁償出来ないなら
 体で払え!みたいな事言ってたよ?」