はぁ…とため息をついて、彼女がうなだれている机に麦茶を置く。



コロンと氷が涼しげに音を奏でた。






「はやくやれよ…。今日で夏休み最後だっつの…」




つーか、いつまで俺の部屋にいるんだ。









「だってぇ……」





むくっと顔だけ上げた彼女の仕草に、不意にも胸が鳴ってしまった。