「俺、夜広 大地!お前伊吹だろ?」 …しつこい。 引きずられるように塾を出たら、さっき見た雪が肩に落ちた。 「伊吹は雪、好きか?」 「…なにイキナリ」 空を見つめて少し考える。 「勉強よりは、好き」 「なんじゃそりゃっ」 ははっと笑って…確か夜広はあたしと同じ空を見た。