私は泣き疲れてまた寝てしまった。
「ん…か…和哉…」
「起きた？」
「うん。」
和哉がずっと私についていてくれていたみたい。
「和哉ありがとう。」
「お前今日は未奈の葬式だぞ？早く準備しろよ。」
ちょっと照れを隠しているのが分かった。でも今はそんな状況ではない。未奈の葬式。未奈と最後に会う日。私は急いで準備をした。
「行くぞ！」
「うん。」
葬式会場についた。拓真も来ていた。
「皆来てくれてありがとうね…」
未奈のお母さんが泣いて私たちにそう言った。
「いえ…こちらこそ未奈には感謝してるので…」
「未奈はいい友達に会ったね…」
そして葬式が終わった。
未奈。私は未奈の事忘れない。まだ立ち直れてないけど、未奈がいた事には変わりないから。拓真も皆忘れない。もう少しで皆の記憶から消されちゃうけど、拓真も和哉ま私も忘れない。未奈、これからの私たちを見ててね。