「花梨ちゃん!テレビ見てる!?」
地球の花梨ちゃんが私の元へ飛んできた。
「大丈夫?」
「私は大丈夫。でも皆が…」
「早くこのクローン製造、輸送政策をやめさせよう!」
「うん…」
「皆を守ろう!」
「うん…」
ピンポーン
誰かきた。
「花梨!どうしよ…拓馬が…!」
「まだ…まだ大丈夫だよ!きっと…」
「二人とも落ち着きなさい。」
未奈さんが言った。
「「はい…」」
「まず、この事態をどうするかね。処理されるのであれば止めないといけないし、地球に来てくれるなら好都合。一か八かの判断よ。」
地球に来てくれるなら好都合。
皆と協力できるから。
でも処理ならお別れ。
私の気持ちも下がるし、不利になる。
どうしたら…
「情報が必要ね。政府関係の人が知り合いにいるからうまく聞いてみるわ。皆は町の人でも誰でもいいから聞いて。噂も必要になるから。」
「「「はい!」」」
さっそく情報集めだ。
これで何か掴めれば…
皆を助けなきゃ。