俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ

【龍side】

耳を押さえ、その場に倒れこんだ杏。

オレは杏を抱き起し、

大声で叫んでいた。

・・・

「誰か、救急車!」

・・・

その声に驚いた近くの人が、

救急車を呼んでくれて、

間もなく俺たちは、病院に来ていた。

・・・

杏の父親が来るまで、

オレは静かに眠る杏の手を握りしめていた。

・・・

その時、静かに病室のドアが開いた。

「先生!、杏は?!」

凄い形相で先生に掴みかかった。

・・・

「まぁ、落ち着きなさい」

優しい声でオレを諭した先生は、

杏の主治医だった。


「…君は?」

「…杏の友達です」

「・・・病気の事、知ってるんだね?」

先生の言葉に頷いて見せた。