土方さんは少し考えたあとに、納得したような顔をした。


どうやら、心当たりがあるようだ。





しかし、隣で聞いている栞には全く分からない話。


それもその筈、それは栞の誕生日プレゼントを買った帰りのこと。


不良に絡まれていた東西を、土方さんが助けたのだと言う。





土「あぁ、あの不良に絡まれてた奴か。」


東「はいっ!!あの………それで……………」





土方さんが思い出したことに嬉しそうにしたあと、東西は急になよなよし始めた。


この時、栞の中で女の勘が働いた。


栞(東西さん、土方さんのこと好きなんだ………!!)