栞が土方さんに袋を見せると、少しだけ土方さんの目元が緩んだ。


土「へぇ〜、久し振りの和食らしい和食だな。」


栞「はい、日本人ですから!!」





栞が笑顔で頷くと、土方さんが苦笑した。


土「そんなに外国は嫌いか。」


栞「………え?」


土「世界史の話だよ。お前、物凄く嫌そうな顔してたから。」





土方さんは、そう言うと小さく吹き出して笑い出した。


栞は、土方さんが何の話をしているか直ぐに分かった。


栞「え………見てたの!!?」


土「あぁ、お前にもあんな顔をするほど嫌なものがあるとはな……………くくっ。」