僕は再び、病院のベッドで目覚めた。

最初の事故の時と違ったのは、目の前に見えたのが趣味の悪い天井の模様では無く、みどりの泣き顔だったことだ。

サトちゃん、サトちゃんと泣きながら抱きついてくるみどりの後ろに、僕の両親も立っている。



話を聞くと、あの修学旅行から既に三ヶ月も過ぎていた。

僕はその間、一度も目覚めず、ずっと眠りっぱなしだったらしい。