「お待たせ!」 何も知らないあかねさんが私服に着替えて、また病室に忍び込んできた。 話によると、こうやって特定の患者の部屋に、勤務時間外で入るのはあまりよくないとのこと。 それはよくわかる。 だけど、それだけに嬉しかった。