マーブル色の太陽


生活指導室に入る。

やはり、さっきの面々も入ってきた。

そういえば、校長と教頭の顔を見たのは、入学式以来かもしれない。


「相田……。お前、何をやったかわかってるのか」


馬場先生が切り出す。

この口調からすると、警察からの連絡は行っているのかも知れない。


「何がですか?」

「何がじゃないだろ!」


突然、馬場先生は激昂する。

僕はその馬場先生の態度に違和感を覚えた。

当然、教師として、生徒が犯罪に手を染めるとすれば、こういう態度に出るかもしれない。

だが、相手は僕だ。

もう少し慎重に行動しなければ、自分が抱えた秘密も暴露されてしまう可能性を考えないのだろうか。