マーブル色の太陽



「これは……くくく……」


僕は辺りを見回すと、一度、ソレから離れた。

そして、十分程度、しおりをホチキスで止める作業をした後、立ち上がり、カーテンを閉めた。

もし、誰かに見られた時「光で眩しかった」という言い訳と、遠くからの視線を遮る為だ。

そして、周りが薄暗くなり始めた時、ソレを拾い上げ、ズボンのポケットに入れた。