マーブル色の太陽



「まあ、いいや! 私、サトちゃんがまだケガが治ってないことにする」


みどりが明るくそう言う。

泣きそうな顔を隠しながら。

僕はそれに、ただ力なく笑って返すことしか出来なかった。