マーブル色の太陽


「みどり……」


僕がみどりをなだめようと声をかけた時だった。

振り向いたみどりの頭の上、ひとつの建物が強烈に目に付いた。

それは飛び込んできたと言っても過言ではない。

それぐらいの衝撃を感じた。