考え込んだ僕を見て、みどりは「ふ〜ん」と面白くなさそうに呟くと、コーヒーショップを出て行った。 僕はみどりに選んで貰った秋物のシャツと、それに合わせたパンツの入った袋を手に取ると、慌てて店を出た。 辺りを見渡し、みどりを探す。 みどりは、少し先にある、軽食を食べるためのテーブルなどがたくさん置かれてるコーナーにいた。 そこからは外が見渡すことが出来、みどりは椅子に座り、テーブルに肘をつきながら、ぼんやりと外を見ていた。