マーブル色の太陽


電話……。

そう言えば、昨日の夢では電話を掛けていた。

あれは……夢じゃなかったのだろうか。


「何時頃……かな?」

「10時。ドラマを見終わって直ぐだったから覚えてる」

「あっ……昨日は直ぐに寝たんだ……まだ、少しだけ疲れやすくて……ごめんな」

「そうなんだ……。でも、途中で帰るのはあんまりでしょ? 後から連絡くれてもいいじゃない」

「はい……すみません……」