マーブル色の太陽


すぐに医師が来て診察を始める。

診察と言っても、頭の怪我の抜糸は済んでいるし、特に診てもらうところもない。

包帯を外し、傷口を診察した後、そこに消毒をする。

そして、いくつか問診すると診察は終わった。

最後に、あれから発作に近いことはあったかと聞かれる。

たぶん、今回の診察は、それを聞くのが目的だったのだろう。

僕が「ないです」と答えると、医師は「では、これで完治です。お大事に」と、笑顔を見せてくれた。