マーブル色の太陽



『おい。やめとけ。そいつは……相手にするな』

『声』が珍しく僕を静止する。

(なんでだよ! まだコイツから何も得ていない! それなりのことして貰わなきゃ!)

『焦んなよ。まだ時間はあるし、お前が被害者だという事実は消えないだろ?』

(いやだ!)

『おい。落ち着け。ルールをよく思い出せ』

(…………)