「実は……少しずつ思い出してきてることがあるんです……。警察の方には言ってないんですけど……。では、放課後に!」 僕はそれだけ言うと、生徒指導室を後にした。 外に出て、しばらくそこで待っていたが、馬場先生は出てこなかった。 やはり何かを隠しているんじゃないかと思う。