マーブル色の太陽



『つつくか?』

(うん。つつくよ)

「先生……。そこまで心配していただいておいて、こんな事を言うのは嫌なんですけど……。心配していただいたからこそ、先生に聞いて欲しいことがあります……」

「なんだ? 先生に言ってみろ」

「あっ! もうすぐ授業が始まりますね! 放課後でもよろしいですか?」

「あ、ああ、そうだな。放課後、職員室に来なさい」


馬場先生は余裕を取り戻したかのような満面の笑みでそう答えた。

だが、その笑顔も次の一言で凍りつく。